以前、「もしもどんな『人の声』でも簡単に作れるようになったら」というテーマのエディターズ・ノートを書きました。今回もまた、「もしも~になったら」で、近未来を予想してみます。 今回は、もしもテレビCMが個人化したら。ここで個人化というのは、パーソナライゼーション(personalization)、あるいはパーソナル化、テーラーメイド化という呼ぶ方もあるかもしれませんが、要するに、個人一人ひとりの好みや属性に合わせてきめ細かく機器の仕様やコンテンツ、サービスを変える、ということです。 これまで通信の世界ではこの個人化が追求されてきました。始まりは、コンピュータの個人化でした。それまでのメインフレームや仕様を変えられないダム端末から、個人が所有し、好きなようにソフトウエアなどを使えるパーソナル・コンピュータ(PC)が登場したことです。そして一家に1台だった黒電話機は、一人1台の携帯電話機になりま
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