私たちが暮らしている場所のすぐ近くに迫って来ているシカやイノシシなど野生の鳥獣。ことしに入って全国各地でけが人も出ていて、農村部だけの問題ではなくなっています。そうした人の生活に害を及ぼす野生の鳥獣=「有害鳥獣」の被害を食い止めるための対策の柱が、地元のハンターたちによる「捕獲・駆除」です。国も補助金を出して、捕獲を後押ししていますが、この制度をめぐり、現場では今、思わぬ問題が起きています。(鹿児島局・杉本志織記者/ネットワーク報道部・後藤岳彦記者) ことし8月7日の夕方。佐賀県唐津市で、歩道を自転車で走っていた男子中学生の目の前に、突然1頭のイノシシが現れました。 中学生はイノシシに体当たりされ転倒。命に別状はありませんでしたが、肩を打つけがをしました。20分後にはそこから約600メートル離れた住宅に現れ、縁側にいた80代女性が肩をかまれるけが。 地元の人は、「このあたりでイノシシを
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