DR(デマンドレスポンス、需要応答)などのエネルギーマネジメントで成果を上げつつある北九州スマートコミュニティ創造事業。そこでは、EMS(エネルギー・マネジメント・システム)を前提にした新たな街づくりに向けて、ロボットやシミュレーションといった技術を活用する実証実験も進んでいる。住民の参画意識を高めたり、より効率が高いエネルギー基盤のレイアウトなどを導き出したりすることで、豊かな暮らしの実現や街づくりに役立てるのが目的である 北九州スマートコミュニティ創造事業では、「地域節電所」と呼ぶCEMS(地域エネルギー・マネジメント・システム)を司令塔に、電気や熱の効率的な利用に街ぐるみで取り組むための仕組みが稼働し、それぞれが成果を上げつつある(関連記事一覧)。エネルギーの流れを見える化したり、需給に応じてエネルギーを使用する機器を制御したりなど、ICTを使った仕組みが有効に機能している結果だ(関