ガイアックスのスタートアップ支援事業で生まれたメンヘラテクノロジーのCEOを務めるらんらんこと高桑蘭佳さん。自らの研究対象や起業の目的につねに彼氏がいるという高桑さんに、自身のモチベーションやスタートアップ起業の経緯について聞いた。 極私的な願望から生まれたテクノロジー活用の模索 高桑蘭佳さんは東京工業大学の大学院1年。これまでAIを使った自然言語処理を研究してきたが、そのテーマには、つねに自分の知見を広げてくれた社会人の「彼氏」が中心にいた。 「ライターの仕事もやっていたので、ネタとして『彼氏を束縛するAIを作ってみた』とか、『LINEの相手がおじさんか、女子なのか分析する』といった記事を上げてました。卒業研究も『Twitter上の彼氏宛のリプライを抽出して、親密度を分析する』といったテーマ。もともと彼氏にすごく依存していて、束縛したいという願望が強かったので、セキュリティ分野で攻撃者側