夢がひとつ消えた。「子どもがカウンターに手が届く歳になったら、一緒に行こう」と思っていた立ち食い寿司屋が、3月18日をもって閉店するのだ。 その寿司屋は、五反田の高架下にある「都々井」。いつ見ても混んでる様子だったのに、寝耳に水とはこのこと。先週末の夜、なんとなくFacebookを眺めていて、たまたま気づいた。 慌てた。 「え!? もうすぐ都々井なくなるの!?」 「なくなる前にせめて、あと一度は行かなくちゃ」 「いつ行ける……?」 「予定がパンパンに詰まっている……」 「……今日、今日なら行ける。今からなら行ける!」 というわけで、夜10時半、そろそろ寝る準備をしようかという時間に、上着を引っ掛けて、五反田に向かった。 都々井。 いつもどおりの店がまえ。しかし入り口の脇に、こんな案内が張り出されていた。 告知と感謝 この度、大家(JR)からの突然の通告により、店舗契約が終了となり、今月、3