日経FinTechが2月28日に開催した「Nikkei FinTech Conference 2017」で、SBIホールディングス代表取締役 執行役員社長の北尾吉孝氏は、「FinTechは何を破壊し、何を創造するのか」と題する基調講演を行った。 ソフトバンクグループの創業者である孫正義氏から受け取った5000万円を元手に、55人から出発したSBIホールディングスの資本金は現在817億円。純資産は4074億円に至るまで成長している(2016年12月末時点)。 北尾氏は同社の成長理由として、1999年前後に起きた「金融の規制緩和」「インターネット革命」の2大潮流が大きいと語った。現在はオンライン証券やオンライン銀行などの金融事業分野でトップに立ち、損害保険分野は参入が遅かったものの「順調に成長し、No.1になる仕組みを作り上げた」と北尾氏は自負する。 成長理由の1つである規制緩和に対して北尾氏
![FinTech導入が金融機関の“生死”を決める--SBI北尾社長](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/441a9a593bdb854ff806a815fe4f3ed2a8cb289e/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fjapan.cnet.com%2Fstorage%2F2017%2F03%2F02%2F75fb2d65fb75ec9c6778c69fb90929ed%2F001_fin_0302_s.jpg)