中継器はブリッジまたはリピーターとして動作する。これらの違いは、リピーターが受信した無線LANの電波すべてを区別なく増幅して再送信するのに対し、ブリッジではあらかじめ設定したアクセスポイントの電波▼のみを増幅し再送信する。市販のアクセスポイント製品の多くはブリッジとして中継するモードを用意している。中継器専用の機器も大部分はブリッジとして動作している。 一方、企業内などでは無線LANスイッチや無線LANコントローラー▼を使ってエリアを拡張しているところも多い。無線LANスイッチなどで各アクセスポイントの動作を集中制御する。エリア内に存在する端末の状況に応じてアクセスポイントの電波強度を調整して、データの送受信を制御する。 ただし、無線LANスイッチや無線LANコントローラーとアクセスポイント間は有線のLANケーブルで接続するのが一般的である。このため、工事などが必要となり、中継器ほどは気軽
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