「AKBにはひとりでは一級品はいないが、まとまったら一番いい」-。 麻生太郎副総理兼財務相は22日の横浜市内での講演で、AKB48を引き合いに日本人が結束して取り組んだときの強さを指摘、ものづくりによる経済再生、地方の活性化に生かすべきだとの考えを強調した。 麻生氏は「日本を象徴するおしん、なでしこ、AKB48。この3つの共通点はひとりで一流品はいないことだ」と“指摘”。そのうえで、AKBについて「(海外の芸能人のほうが)プロポーションもいい、歌もいい、顔もきれい。プロに聞いたらみんな言う。しかし、せーのでまとまったら必ずAKBだ」と述べた。一致結束したユニットとして人気を誇るAKBに日本の底力を見たようで、「日本人は体格的には劣位でも、まとまって行動したときは間違いなく強い」とも語り、ものづくりを中心とした景気回復や雇用の創出で経済再生や地方活性化を実現していくべきとの考えを強調した。