旅行中、空き時間に本を読んでいた関係で、このところ書評的なエントリが続いてしまっていますが。翔泳社様より、クレイトン・クリステンセンの最新刊『教育×破壊的イノベーション 教育現場を抜本的に変革する』をいただきましたので、少しコメントしてみたいと思います。 クリステンセンと言えば、ご存知の通りイノベーション研究の第一人者。著書『イノベーションのジレンマ』を繰り返し読まれた方も多いでしょう。その彼が教育問題に関する本を書いた、しかも「破壊的イノベーション」の考え方を使って、と聞けばビックリされるのではないでしょうか。僕も最初は「イノベーションの理論で教育問題を考えられるのか?」と懐疑的だったのですが、結論から言うと、本書は「破壊的イノベーション理論」の非常に優れた応用例になっていると思います。 なぜ既存の教育システム(複数の生徒を1つのクラスにまとめ、同じ講義を同じペースで受けさせるという「一
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