5日夜に東京都西部・北部を襲った局地豪雨の影響で、日本たばこ産業(JT)の子会社が保管する大量のたばこが水につかり、数億円分の被害が見込まれることが分かった。 同社IR広報部によると、首都圏でたばこを販売する約2万店への配送を担当する子会社「TSネットワーク東京支店」(東京都北区堀船2)に、近くの石神井川からはんらんした水が流れ込んだ。支店には段ボール箱などに入った約60億円分のたばこが保管されており、一部が被害を受けた。 また、支店内にいた従業員約90人が一時外に出られなくなったが、無事に救助された。6日は、他の配送拠点にある後日分のたばこを前倒しで配送するなどして対応した。【松本惇】 【関連ニュース】 大雨:2人死亡1人不明 九州南部で土砂崩れなど相次ぐ 大雨:九州北部・山口地方 29日まで警戒呼びかけ 豪雨被害:高校生らヒマワリの絵で復興願い 兵庫・佐用町 豪雨:都内で