宇宙航空研究開発機構(JAXA)が打ち上げ、18日にみごと国際宇宙ステーション(ISS)とのドッキングを果たした日本の貨物宇宙機「HTV」。スペースシャトル退役後の主要運搬手段としての性能をみごとに実証したフライトとなったが、肝心のISSクルーのあいだからは不満の声があがっていることがわかった。地上から届けられるはずだった荷物がきちんと届いていないというのだ。 ISS滞在中のエロノフ・スケベスキー飛行士によると、HTVについては全クルーが 「日本からHなTVが届くらしい」 と心待ちにしていたという。その期待感はISSとの結合のためにロボットアームを操作する担当者の手にもかつてない熱がこもるほど。しかし、到着した荷物を検品してみればHなTVなど影も形もない。独り寝の淋しいISSで慰めに使えるグッズすら入っておらず、クルーは絶望のどん底に陥った。 スケベスキー氏は 「日本と言えば世界に冠たる“