ベトナム戦争に出征し1973年に除隊した高氏は、1975年に故郷に戻り、2度目の漁に出た時、北朝鮮に拉致された。高氏はその後、北朝鮮で結婚し、平安北道成川(ピョンアンプクト・ソンチョン)の養鶏場で労働者として働いた。高氏の韓国にいる家族は、北朝鮮に拉致されたという確信はあったが、法的には行方不明と処理された。 しかし、1997年に仁川(インチョン)で旅館を経営している女性から、「中国と北朝鮮を行き来して商売をしている弟が、手紙の伝達を頼まれた」と、高氏の家族に連絡してきた。京畿道富川市(キョンギド・プチョンシ)に住む高氏の妹は仁川に駆けつけ、兄の手紙を確認した。弟のマンヨン(44)氏は、「手紙に、姉と私が幼いころ、故郷の家で遊んだ話が詳しく書いてあり、すぐに兄が書いたとわかった」と、当時を回想した。 高氏の家族は01年と03年に、母親の名前で離散家族の再会を申し込んだが、「確認不可」という
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