銀行システム障害はなぜ起きた? 技術者が語る大規模プロジェクトの実態 2008年5月29日(木)09:42 三菱東京UFJ銀行で5月12日に起きたシステム障害。約2万件の取引に障害が発生したと報道されています。巨大銀行同士の合併に伴って、2年の準備期間と約6000人の技術者、約4000億円をかけて行われたとされる今回のシステム統合は、同行が鳴り物入りで進めてきた一大プロジェクトでした。そこで起きたトラブルの「原因」は、一体どこにあるのか。 今回のトラブルでは、提携先のセブン銀行で一部のATM取引ができなくなるなどの障害が発生し、その直接の原因として、システムの情報伝達に使う文字コードを「カタカナ」にするか「漢字」にするかが食い違っていたことがあったと伝えられています。 しかし、「原因」は本当にそれだけなのか。このニュースの背景をめぐって、ニュース畑には第一線の技術者からの投稿が多数寄せ