プロ野球横浜大洋ホエールズ(現横浜DeNAベイスターズ)などで活躍した屋鋪(やしき)要さん(54)が、7年2か月かけて、個人所有など非公開の一部を除き、全国で見ることのできる蒸気機関車(SL)の全てを撮影、写真集を出版した。 その数601両。30日、京都・梅小路蒸気機関車館でトークショーを開き、撮影の思い出を語る。 大阪出身の屋鋪さんは1978年、三田学園(兵庫)から横浜へ外野手として入団。俊足巧打の選手で上位打線を組む「スーパーカートリオ」の一人で、読売巨人軍でも選手、コーチを務めた。プロ18年間でセ・リーグ盗塁王3度、ゴールデングラブ賞を5度獲得した。 小学生の頃、SLの写真集を見て魅了され、鉄道ファンに。カメラが趣味の父の貢さんが北海道や三重県でSLを見せてくれた。 野球が忙しくなった中学以降は鉄道趣味とは疎遠になったが、引退後の2006年4月、長男と訪れた東京・神田の交通博物館(閉