2003年、05年のリーグ優勝に貢献したプロ野球阪神の矢野燿大(あきひろ)捕手(41)が今季限りで現役を引退することが3日、わかった。2日、球団側に意向を伝えて球団も了承した。 昨年に痛めた右ひじが治らず、プロ20年目の今季は8試合に代打で出場、そのうち守りに就いたのは1試合だけだった。6月8日に自ら右ひじ痛の悪化を訴えて1軍選手登録から外れていた。 大阪・桜宮高から東北福祉大に進み、1990年秋のドラフト2位で中日入団。中日時代は控えだったが、98年にトレードで阪神に移ってから才能が開花。03年には18年ぶりのセ・リーグ優勝に貢献し、08年北京五輪では野球日本代表に選ばれた。2日時点の通算成績は1669試合で打率2割7分4厘、1347安打、112本塁打、570打点。