アジア太平洋地域のIPアドレス管理組織であるAPNIC(Asia Pacific Network Information Centre)において,ユーザー間でIPアドレスの移転を認めようという議論が進められている。これは事実上,IPアドレスの「売買」を認めるものである。議論の提案者であるAPNICのジェフ・ヒューストン氏に,その意味と動向を聞いた。 枯渇時期の予想時期は,過去の消費動向を基にして計算で導き出しています。そのため,例えば,枯渇直前に駆け込みで需要が急増する「パニック需要」については,計算式に組み込まれていません。場合によっては,枯渇時期はもっと早くなる可能性もあります。 IPv4アドレスが枯渇するまでの間に,IPv4インターネットをIPv6に完全に移行するのは無理でしょう。そのためインターネットは,この先おそらく最低5年間はIPv4とIPv6が並存した環境になると思います。つ
![IPアドレスの闇売買が始まると,インターネットは崩壊する](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/bed39b5962a5d552c95b6d796db8f55e72d32943/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fxtech.nikkei.com%2Fimages%2Fn%2Fxtech%2F2020%2Fogp_nikkeixtech_hexagon.jpg%3F20220512)