日々、内外のニュースに接していると、いろいろの感想や疑問が湧きます。それらについて、私なりの答えを探すべく、このブログを開きます。私は経済記者を30年、大学教授を16年勤めました。第一線記者と研究者の経験を生かし、内外の経済情報を立体的に分析します。 バブルは崩壊する運命 超高層ビル建設で収賄 村に328mのホテル 世界の耳目を集めた中国の高度経済成長は、ついに幕を引くことになった。昨年のGDPは実質9.2%、再び二ケタ成長に戻ることはない。改革・開放政策でスタートした高度成長はざっと33年間続いた。それは、無理に無理を重ねたものだった。もはやその継続は「政治的」に不可能である。成長の果実が広く国民全般に及ばず、一握りの富豪を生みだしただけであった。 高度経済成長が33年間も続けば何が起こるか。人々に「傲慢」な態度をもたらすということである。この好景気が、未来永劫に続くものと錯覚するのであ
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