工事概要構 造:RCシェル構造(スパン約40m×60m) 工 期:2009年(平成21年)2月~2010年(平成22年)9月 使用材料:コンクリート改質剤 CS-21(コンクリート躯体防水材) 施 工:(株)益田工務店(アストン協会・コンクリート躯体防水研究会 会員) はじめに2009年の夏、元請会社の技術本部から当社に1本の電話があった。 「柱・梁の無い屋根で、かつ周囲に立上りもない、水滴のような局面のスラブに防水は可能だろうか」という問い合わせである。 容易に想像し得ないことだったので「構造的に成り立っていれば技術的には可能です」と返答したのが、豊島美術館(仮称:豊島アートプロジェクト)との出会いであった。 その後、現場から声がかかりプロジェクトの全貌を聞いた際には、驚きと高揚感を沸々と感じた。そして求められる要求の厳しさは、まったく安請け合いを許さぬものであった。 防水材 採用