ソフトバンクは2009年5月15日,総務省で議論が進んでいる接続ルールの見直し(関連記事)について会見を開き,電波の周波数によって設備コストに大差はないというNTTドコモの意見に反論した。総務省が新たな接続料算定のガイドラインを作るという見通しが広がる中で,ソフトバンクの接続料を下げる方向性に歯止めをかけたい考えをにじませた。 「ドコモに800MHzを割り当てる必要はない」。挑発的な表題を書き入れたスライドを表示しながら,ソフトバンクモバイルの常務執行役員 渉外本部 弓削哲也本部長(写真1)は,「NTTドコモは(800MHzと2GHzで設備コストの)差がないと強調しているが,我々は差があると考えている。(NTTドコモが言うように)差がないのであれば,今後割り当てる800MHzの周波数帯は我々がいただいてもいいのでは」と周波数割り当ての議論に話を拡大し,対立する姿勢をあらわにした。 議論の発
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