4月となり、買いかえや更新を迎えた人も多い鉄道の定期券。関西の私鉄各社などが今春、JR西日本が発行するICカード「イコカ」でも定期をつくれるようにした。定期を買える選択肢を増やし、使い勝手をよくするためだ。これと一線を画す大手もある。 広がるイコカ陣営 IC率上昇狙う 6日午後、大阪市にある南海電気鉄道の難波駅では、定期を買うために約20人が並んでいた。「手軽に改札を通過できるイコカの定期が買えてうれしい」と大学3年生の男性(20)。今回、改札機に通す磁気タイプの定期をやめるという。 南海は3月下旬、新たにイコカ…