兵庫県篠山市の市名を「丹波篠山市」に変更することの賛否を問う住民投票は18日に実施され、投票率69・79%で成立した。即日開票の結果、賛成56・4%、反対43・6%となり、賛成多数となった。前職辞職に伴う出直し市長選も同日投開票され、無所属前職の酒井隆明氏(64)=自民、国民、公明推薦=が、無所属新人の奥土居帥心(すいしん)氏(60)を破って4度目の当選を決めた。酒井氏は市名変更を推進しており、「丹波篠山市」が誕生することになった。 酒井氏は住民投票の結果を受け、「直ちに、11月の臨時議会へ(改名の)条例案を提出する」と明言。「来年5月の改元に合わせたい」などと述べた。市議の多くは「住民投票の結果を尊重する」としていることから可決される公算。市長選の投票率は過去最高の69・80%だった。 市名問題を巡っては2004年に旧氷上郡6町が合併して丹波市になったことで「『丹波篠山』がどこを指すのか
兵庫県篠山市は17日、「丹波篠山市」に市名を変更した場合、地域経済に与える波及効果の試算額は52億円以上になると発表した。市職員でつくるプロジェクトチームや調査会社の分析を基に算出した。市名変更の是非は市を二分する論争になっており、今回の結果から「変更するメリットが大きい」との考えを示した。 調査は昨秋以降、市職員9人によるチームと、日本統計センター(北九州市)がそれぞれ実施。変更に伴うメリットやデメリット、経済効果、観光客の動向変化などを調べた。 市の調査では、認知度の上昇や地域ブランドの向上、農業や観光面での誤解解消などをメリットとして挙げ、企業や市役所の費用負担などをデメリットと指摘。コシヒカリや黒大豆、クリなどの特産物は、丹波篠山というブランド力で他産地より販売価格が高くなっており、現在の混乱状態が続くと、丹波篠山産の優位性が低下し、市名変更しなければ丹波篠山ブランドが失われ、23
兵庫県篠山市は25日、市名を「丹波篠山市」に変更する希望者から1億円の寄付があったと発表した。名前や居住地などは全て匿名を希望しているという。同市が受けた寄付金額としては過去最高という。 19日に酒井隆明市長に連絡があり、22日に寄付金と「丹波篠山市への市名変更にお使い願います。篠山市民の皆さまが心をひとつに、ますますのご発展をお祈りいたします」というメッセージを受け取った。 酒井市長は「大変大きな金額で驚いている。篠山の発展に思いを強く持っておられると思うし、市長として責任を感じる」と話す。 市は、市名変更した場合の経費として約6500万円を見込んでおり、今回の寄付で「経費の問題はほぼクリアしたと考えている」(酒井市長)としている。 市名変更問題は、丹波焼や丹波栗など、篠山市の特産品が丹波市でつくられているとの誤解があるなどとして2月以降、商工会などが相次ぎ要望。今月5日には市議会が調査
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く