2001年3月、KDDIで1つのプロジェクトが始動した。au design projectだ。率いるのは、KDDIから請われてカシオ計算機から移ってきた小牟田啓博氏。わずか2カ月後、折りたたみ一辺倒だった端末デザインに一石を投じる「info.bar」のコンセプトモデルを披露(2001年5月の記事参照)、2003年には製品化にこぎつけた(2003年10月の記事参照)。 その後、「ISHIKORO」(2002年5月の記事参照)「talby」(2003年5月の記事参照)など“ユーザーをワクワクさせる”携帯電話を次々と提案しているのは、ご存じの通りだ(7月22日の記事参照)。 「デザインは良くて当然。壊れちゃダメと同じ」──そんな哲学を貫く小牟田啓博氏は、携帯電話のデザインをどう捉え、何を目指しているのか。WPC EXPO 2004のパネルディスカッションに、KDDIのプロダクト統括部プロダクトデ
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