8月24日で渋谷109の「ラブボート」がついに閉店した。横浜ビブレ店と名古屋丸栄店も今月末で閉店し、94年の渋谷109店開店から20年の歴史の幕を閉じる事になる。渋谷ギャル文明を象徴する店舗のひとつで、「egg」や「小悪魔アゲハ」の休刊とともにファストファッション上陸以来のローカルギャル文明の衰退を象徴する出来事と言えよう。 ギャル文明の衰退はジーンズカジュアルチェーンの衰退と前後しており、グローバルなファストファッションの席巻がローカルカジュアルの衰退をもたらしたと総括すべきであろう。「H&M」や「フォーエバー21」が急拡大した米国でも「アバクロ」「アメリカンイーグル」「エアロポスティル」のアメカジ御三家の凋落が著しく、カジュアル市場に同様な変化をもたらしたと推察される。 ファストファッション上陸から6年が過ぎ、モード&グローバルからナチュラル&ローカルへと時流は逆に流れ始め、アメカジや