近年、ゲームを学術的にとらえ、研究を行う人々が増えている。日本でも、東京大学、お茶の水大学、立命館大学、早稲田大学、東京工科大学、大阪電気通信大学など、さまざまな大学で「ゲーム」に関する取り組みが行われている。これらの事例はゲーム系メディアにおいても、新作発表などに比べていまひとつパンチが弱いせいか、なかなか注目されづらいという現状がある。筆者は数年前からこういった学術系の方々とご一緒する機会が多々あり、その見識の深さとゲームに対する愛情に驚かされることが多かった。 「学術」と「ゲーム」という一見対極にありそうに思われるこの2つ、組み合わさると(失礼な言い方かもしれないが)実は面白い。今回からスタートする「ゲームとアカデミーの素敵なカンケイ」では、ゲームを研究するさまざまな方にお話をうかがっていく。これから大学に進もうと考えている人はもちろん、学生時代が遠い昔に過ぎ去ってしまった人も、改め