日本大学医学部所属中に、脳の研究を行うために東京都神経科学研究所研究員として島村宗夫研究所研究副所長のもとで脳幹を中心とした研究を行う。 特に呼吸位相による大脳皮質の研究では、呼吸位相で大脳皮質から誘発される脳電位が変化することを明らかにする。 ロックフェラー大学では、リサーチフェローとして、ノーベル選考委員でもあったHiroshi Asanuma教授のもとで動物実験による大脳皮質の運動出力の研究や、体性感覚野と運動野間の皮質-皮質投射の研究を行う。 帰国後は、日大医学部の生理学教室から歯学部の生理学教室において実験による視床-皮質投射系についての研究、およびWGA-HRP法による視床-皮質投射系について研究、またヒトの随意運動についての研究も行う。 日本大学文理学部に移籍してからも動物実験により発見した第5番目の体性感覚野について研究を行った。また、ヒトを中心とした研究を脳波のβ波に注目