印刷 関連トピックス野田佳彦温家宝 野田佳彦首相と中国の温家宝(ウェン・チアパオ)首相、韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領による日中韓首脳会議は19日昼、35分間にわたって開かれた。日中韓自由貿易協定(FTA)の早期交渉入りを確認する見通しで、3国間の投資協定実現についても協議する。 会談冒頭、野田首相が「3国間協力の進捗(しんちょく)と今後の方向性を確認し、地域・国際情勢について率直な意見交換を期待している」と発言。これに対し、温首相が「お二人の指導者と、関心を持つ重大な問題で意見を交わし、中日韓の協力を強化したい」と応じ、李大統領も「3国の緊密な協力は北東アジア地域の安定と発展だけでなく、世界経済の回復にも貢献する」と指摘した。 日中韓FTAをめぐっては、2012年をめどに3カ国の産業界・行政・研究者といった産官学による共同研究が進んでいた。今回の首脳会議では、期限を前倒しして