ウクライナでロシア軍による民間人への拷問や殺害が明るみになるなか、新たに、スリランカ人の学生7人が拷問や強制労働を強いられていたことがわかりました。 ハルキウ州の警察幹部は18日、現地の医科大学の学生であるスリランカ人男性6人と女性1人が5月から、ロシア軍に拘束されていたと明らかにしました。 現在、全員が警察に保護されています。拘束されている間、7人は、清掃員として労働を強要されたほか、爪をはがされるなど、非人道的な仕打ちを受けていたということです。 またロシア兵らが英語を使えず、会話が出来なかったため、「なぜ拷問されているのか理由が分からなかった」と話しています。 一方、北東部ハルキウ州の知事は19日、ロシア軍から奪還したイジュームで見つかった集団墓地から、これまでに民間人など、146人の遺体が掘り起こされたと発表しました。