シリア北西部に位置するアレッポ県アフリーン郡ジャンディールス区のジャンディールス町近郊(ハイカジャ村)で3月20日、ナウルーズの焚き木を行っていたクルド系住民が同地で活動する武装グループの発砲を受け、4人が死亡、3人が負傷する事件が発生した。 Facebook(@jodiafrin21)、2022年3月20日 狙われたクルド系住民事件が起きた地域は、もともと多くのクルド系住民が暮らしていた。だが、2018年1月、トルコ軍がシリア国民軍(いわゆるTurkish-backed Free Syrian Army、TFSA)を伴って「オリーブの枝」作戦を開始し侵攻、3月までに同地を実効支配していた「分離主義テロリスト」と目されるクルド民族主義組織の民主統一党(PYD)とその傘下組織を排除、占領下に置いていた。 トルコの占領により、多くのクルド系住民がPYDの支配下にあるアレッポ県タッル・リフアト市