「電話が鳴るたびに、恐怖を覚えました」 被害に遭った当時を振り返り、40代男性は唇を震わせます。 「10社近いカード会社から、次々に支払いの催促電話がかかってきて、早朝から『口座からの引き落しができません』のメールも届きます。ポストには、支払いを催促する書面があふれて、生きた心地がしない毎日でした」 これが自身の借金ならば、自業自得といえるでしょうが、詐欺的手法によって背負わされたものです。その額は1600万円。 「よもやこんな事態になるとは思いませんでした」 それは突然に、訪れました。彼が多額の借金を背負ってしまったきっかけは、求人サイトで見たブランド時計の買い付けのアルバイト募集です。 「前職をやめた後、次の仕事を探すまでのつなぎで、割の良いアルバイトとして見つけました」 海外に行き自分のクレジットカードを使い、ブランド時計を購入するバイヤーの仕事で、翌月に時計の代金と、購入した金額の
![「怖くてただ怖くて」借金は1600万円、自己破産に追い込まれて【前編】繰り返される詐欺的手法(多田文明) - エキスパート - Yahoo!ニュース](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/ef1c3cd0657203078623bf102690732a974fd9f2/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnewsatcl-pctr.c.yimg.jp%2Ft%2Fiwiz-yn%2Frpr%2Ftadafumiaki%2F00199008%2Ftop_image.jpeg%3Fexp%3D10800)