NTTドコモの山田隆持社長は4月28日、決算会見で米アップルのiPad用の小型SIMカードを発売する意向を明らかにした。iPadは国内で5月末に発売となるタブレット型端末で、一部機種は第3世代携帯電話(3G)の通信機能を備える。対応エリアの広さと通信の安定度に定評があるNTTドコモが小型SIMを提供することで、iPadの人気に拍車がかかりそうだ。 山田社長は、相手のある話と断りつつも「アップルがiPadを発表した1月27日には、SIMロックフリーとしていた」として、iPadのような高級ネットブックでNTTドコモの回線を利用したいというユーザーがいれば提供すると宣言した。従来、iPadに納めるSIMカードはmicroSIMカードと呼ばれていたが、NTTドコモはその名称が正しくは「ミニSIM」であると説明。販売に向けた準備を着実に進めている様子を伺わせた。 会見では、人気が高まりつつあるスマー