前回は、Javaの世界では中・大規模システム構築のためのノウハウが蓄積されていること、そのノウハウが小規模システムにおいては必ずしも有効とは限らないないことを述べた。そこで、Ruby/Ruby on Railsを使って小さく・すばやく開発し、システムの拡張が必要になったらJavaもしくは.Netプラットフォームに移行するモデルをご紹介した。また、Rubyの実行環境を整え、「Hello World」の出力方法についても触れた。 それに続く今回は、開発環境とRubyのソースコード、マニュアルの入手方法を説明する。本連載はJava開発者の皆さんをターゲットに置いており、できるだけJavaの場合と比較しながらRubyを紹介するというスタイルで解説を進めているが、(当然だが)JavaとRubyは全く別の言語であり、Rubyはさまざまな言語から長所を取り入れているため機能が豊富だ。したがって、Java