1.「~を教える? ~で教える?」 算数で分数の割り算の授業において、「とにかく割る方をひっくり返してかけたらいい! 覚えとけ!」ということはしません。既習事項や図、絵などを駆使して、その意味や構造をみんなで考えたり、適応問題をしたり、そのわかったことをいかして活動を行ったりもします。なぜそんなことをするのでしょう? できるようになればそれでいいのに……。 この「分数の割り算」の例のみならず、授業では、学習内容をただ習得させるだけでは不十分だと感じているからです。その解決過程における考え方を身につけたり、学習すること自体の楽しさを感じたりすることで、次につながる力、転用できる力を身につけさせたいからです。これは、体育科の学習指導要領にある「生涯にわたって運動に親しむ資質や能力を育てる」と通じることです。 しかし、体育では「できる」ことが優先され、先ほどの例でいう「とにかくやり方を覚えてやれ
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