ソニーと同社連結子会社でISP「So-net」を運営するソネットエンタテインメント(東証1部上場)は8月9日、ソニーによるソネットの完全子会社に向け、ソネット株式の公開買い付け(TOB)を実施すると発表した。親子上場を解消し、ソネットが持つネットワークサービスノウハウをソニーのハードウェア・コンテンツ事業に生かす。 TOBは8月10日から9月20日まで29営業日で実施。1株当たり56万7500円で買い付ける。ソネット株式の9日終値は33万2000円で、大幅なプレミアムが乗る形だ。予定数を買い付けた場合の買い付け総額は約600億円。 ソニーはエレクトロニクスとネットワーク、コンテンツの融合領域に集中を進めており、ソネットが持つネットワークサービスノウハウを最大限活用するため、親子上場の解消で経営資源の融通を進めやすくするとしている。 当面はソネットを独立の事業体として維持しつつ、日本・アジア