児童ポルノ法の持つ潜在的な問題点とは…? 直接児童 (18歳未満) が深刻で悲惨な被害者となる 「児童買(売)春」 や 「虐待」 への規制に反対する人もあまりいないでしょうし、こうした行為が人間として最低のものであるのも論を待ちません。 しかしこの通称 「児ポ法」 は原案の段階では 児童ポルノ に対する定義が非常に曖昧で、「絵 やマンガによる表現」 まで禁止の対象となりうるため (事実、ある段階までは積極的に含むとする意見が大勢でした)、本来の法趣旨である “児童の人権保護” とは無関係な恣意的運用による言論・表現の自由への制限が考えられると、当初より強く危惧されて来た経緯があります (フィクション規制、創作物規制、空想表現規制とも呼ばれています)。 また原案のある段階では、「絵やマンガ」 の 「単純所持」 や 「単純製造」「単純譲渡」 まで麻薬や拳銃なみに処罰の対象とする内容があり (2