アンパンマン映画「いのちの星のドーリィ」のアンパンマンの死(と男性コーラス)に涙しながら、わかったことがある。 それはアンパンマンの命の所在と命の定義だ。 ご存知のとおり、アンパンマンは頭部を交換することで力を取り戻す。また頭を完全に失っても死なない。あるいは、別のパンを載せるとその性格をも変更できる。たとえばコーヒーパンマンになると性格が渋くなったりする。*1 このことから、アンパンマンの命は頭ではなくボディにあり、また頭部は「エネルギー源」かつ、「性格」を管轄していると言える。 エネルギーユニットとコミュニケーションインタフェイス(性格・表情)をひとつの部位「頭部」に集約することのメリットは不明だ。ただこのことからわかるのは、すくなくとも作者は命と性格および生命活動するためのエネルギー源は分離可能と考えていること、だろう。 もうひとつ。 この映画ではドーリィが自らの命をアンパンマンに譲