これが天然の植物だなんて、まったく信じられません。 中央アフリカにある森の奥深くに眠る、特別な存在。ポリア・コンデンサータ(Pollia condensata)という名の植物は、この地球で最も輝きを放つ有生物として「米国科学アカデミー紀要」に論文が発表されています。 ポリア・コンデンサータは玉虫色の宝石のように深い青をたたえていますが、驚くことに青い色素は含まれていないそう。表面は薄い細胞壁を持つ四層のレイヤーで構成されており、各レイヤー内ではセルロース繊維がさらに細かなレイヤーを作り出しています。また、このレイヤーが螺旋状に絡みあう構造になっています。 そのため、光が当たると増加的干渉によって各繊維が光を反射し合い、非常に強い色を放つようになるんだとか。だからこんなにも眩しい輝きを放っているんですね。 ちなみにあまり栄養価の高い果物ではないので、食用ではなく目の保養として愛でるのがよさそ