『「考える力」の土台として大切な能力として、もっとも大切なのが「自分がわかっていない」という事実を認識できることである』 そう語るのは、「榊原式スピード思考力」の著者で早稲田大学教授の榊原英資氏です。 「知的謙虚さ」を持つことが考える土台になる。 「わからないなら、わからないでいい」 そういうスタンスを持つことがまず大切ということです。 そうすることで、変な見栄をはることもなく、知らないことに対して、「何それ?」とか「どういうこと?」という素朴な疑問と質問が生まれます。 そして、わかるまで聞くというスタンスが生まれます。 ハーバードビジネススクールでは、講義はほとんど対話形式だそうです。 シンプルな質問をしあうことは学生たちにとって常識です。 この質問の繰り返しによって、自分の「わからないこと」が頭の中で整理されています。 質問される側も、自分の理解が十分でないと回答できないので、質問され