CloudNative Days Tokyo 2021での登壇資料です https://event.cloudnativedays.jp/cndt2021/talks/1252
本記事について Fluentdは機能としてはシンプルですが、 高負荷環境で安定的に運用するためにはある程度の知識が求められます。 そこで、本記事ではそれなりにログ流量の高い環境下で私が考慮した観点をまとめました。 本記事では、KubernetesでFluentdの信頼性を担保するための3つの観点に加え、 「高負荷時の安定運用」に焦点を当て、 負荷分散 適切なモニタリング トラブルシューティングとチューニング の3つの観点について整理しています。 前提となるアーキテクチャ アーキテクチャとしては実際に私が構築した図の構成を前提とします。 アーキテクチャの特徴 1つのKubernetesクラスタに、FluentdがForwarderとAggregatorという2つのロールで存在しています。 Forwarder DaemonSetでデプロイされる 各コンテナの出力ログをあつめ、Aggregato
本記事について Lokiについてまったく知識のない状態の人にとって、1からキャッチアップしていくのは とても大変なことです。 特にLokiはマイクロサービスで構成されているため、何を知るべきなのかの全体像が見えにくいと思っています。 そのため、Lokiをまったく知らない状態から実際に運用検証を開始するために必要なインプットを体系的にまとめました。 具体的には下記の項目で整理します。 Lokiの機能 Lokiを構成するアーキテクチャ Lokiを構成するプロセス Lokiのモニタリング Lokiでのログのリテンション管理 Lokiのデプロイ Lokiでのデータキャッシュ Lokiのベストプラクティス ※前提として、Prometheusについての基本的な知識があれば本記事についてもすぐに理解できるかと思います。 1. Lokiの機能 Grafana Lokiとは? Lokiは3大監視項目である、
概要 GKEなどを使えば自動的に標準出力のログが集計&集約され、Cloud Loggingなどを通して可視化されますが、 オンプレミス環境でKubernetesクラスタを構築する場合そうはいきません。 また単純なアプリケーションログの集計以外にも、 Kubernetesを使ってログ、データ集計をしている人はFluentdを運用しなくてはならない人は多いと思います。 本記事では、ログの集計、集約のデファクトスタンダードであるFluentdをKubernetes上に展開する上で、 信頼性を担保するための観点を整理します。 想定アーキテクチャ 想定アーキテクチャとしては現場でよく構築されている、図のような構成を用います。 アーキテクチャの特徴 クラスタに、FluentdがForwarderとAggregatorという2つのロールでそれぞれ存在しています。 Forwarder DaemonSetで
Kubernetesのネットワークの構築要件に対して、世の中には様々なアプローチがあります。 本書ではTCP/IPは知っているけれど、Kubernetesのネットワークの実現方法は知らない人向けに、メジャーな実現アプローチについてできるだけ噛み砕いてステップバイステップで体系的に説明します。
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