国宝の知恩院御影堂。 その向かって左側に、1910(明治43)再建の阿弥陀堂があります。 阿弥陀堂には知恩院の御本尊・阿弥陀如来坐像が安置されています。 知恩院阿弥陀堂。 桜の季節になると、華やかにお堂が彩られます。 知恩院の境内は広く、実に甲子園球場6個分と言われます。大きい括りで上段、中段、下段に分かれており、御影堂や阿弥陀堂など中心伽藍の集まるエリアは中段に当たります。国宝三門をはじめ、塔頭寺院のある下段から中段に上がり、さらには法然上人の御廟や勢至堂のある上段へと続きます。 早朝念仏の阿弥陀堂!知恩院一日の始まり 知恩院の一日は、阿弥陀堂で行われる念仏で始まります。 像高2.7mの丈六仏(阿弥陀如来坐像)の御前で「南無阿弥陀仏」と唱え、阿弥陀様に帰依します。 阿弥陀堂の勅額には「大谷寺(おおたにでら)」と記されていました。後奈良天皇の宸筆によるもので、知恩院の正式名称である『華頂山