インド市場は本当に重要なのだろうか――。 この問いかけに対する日本の主だった大企業の結論は出ている。もちろん重要である。では、どうやって出ていくか。そこに、日系企業の課題は移りつつある。 過去の日系企業のインド進出の形態を見ると、さまざまな方法が採られている。例えば最近では、カゴメはインドの大手食用油脂・大豆粕メーカー、ルチ・ソヤ社、三井物産と3社で合弁会社を設立することをアナウンスした。 また、サントリーは昨年、現地の食品・飲料企業ナラングループ傘下の企業の株式の51%を取得し、合弁事業を開始した。その一方、2009年にインドに進出したユニ・チャームは、100%独資法人として事業立ち上げを行っている。 独資でインド展開に踏み出すべきなのか、それとも現地のパートナーなどと合弁でインド事業を展開すべきなのか。ここは議論が大いに分かれるところだ。そして、進出のフェーズによっても考え方は変わる。
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