2011年09月30日18:02 カテゴリ本エネルギー 微量放射線は健康にいい? このごろ私のところに、本書のような放射線医学の本がたくさん贈られてくる。エネルギー問題のシンクタンクをつくるという話についても、多くの研究者から協力の申し出があった。その全員が「今の日本の異常な空気では、まず科学的な事実をきちんと知らせることが必要だ」という。私はもちろん放射線医学の専門家ではないが、専門家は「隠れキリシタン」状態になっているようなので、彼らに代わって基本的な事実を確認しておく。 本書は中立な立場の放射線医学の専門家が書いた一般向けのガイドブックで、福島事故のデータも含めて放射線の影響を多くの図でやさしく説明している。放射線のリスクと他のリスクを年間被曝量で比較すると、次のようになる(括弧内の数字は発癌倍率):1000~2000mSv(1.8):喫煙・飲酒(毎日3合以上) 200~500mSv
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