今回は、話の枕を思いつかないので、突拍子もなくセンス・オブ・ワンダーの話をする。とりあえず、これがSFのキモであることだけは書いておく。 センス・オブ・ワンダーとは、直訳すれば「不思議感」とでもなろうか。世の中の様々なことに対して、不思議を感じる感覚である。これは「感覚」なので、理性の範囲外にある。 例えば、飛行機を見て「なんであんなに巨大な鉄の塊が空を飛ぶのだろう」と感じる。これは実際のところ、理由がわからなくて「なんで?」と聞いているのではない。鉄の塊が空を飛ぶこと自体を不思議に感じるのである。これは感覚だから、流体力学や何やらを勉強して理由がわかったところで消えるものではない。 一番「不思議」のタネを豊富に持っているのが、自然である。花が咲いている不思議。川がそこに流れている不思議。自然だけがタネになるわけではない。テレビに遠くの風景が映し出される不思議。お金を出して物が買える不思議
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