NTTドコモは2010年3月9日,ドコモ自身の顧客対応サービスなどでユーザー認証用に使ってきたIDを,外部のコンテンツ事業者でも使えるようにした。コンテンツ事業者は,自社のWebサイトに接続してきたユーザーをドコモのサイトで認証する。携帯電話とパソコンを連携させたサービスを開発しやすくした。 コンテンツ事業者が今回,利用可能になったのは,携帯電話番号そのものをIDとする「docomo ID」である。ドコモは,同社の顧客対応サイトである「My docomo」など自社サービス向けにこのIDを活用してきた。パソコン向けサービスを提供するコンテンツ事業者がユーザーを認証する際にdocomo IDを使えば,iモードを利用している特定のユーザーとして管理可能になる(図1,写真1)。 ユーザーがパソコンからアクセスしてきた場合も,コンテンツ事業者がiモードIDを取得できるようになる。これにより,コンテン