日本代表のエディー・ジョーンズヘッドコーチ(HC)とスタッフ、リーチ マイケルキャプテンを筆頭とした選手たちが、大仕事をやってのけた。 2015年9月19日、イングランドはブライトンコミュニティースタジアムでの第8回ワールドカップの予選プールB初戦である。ジャパンの同大会24年ぶりの勝利を、優勝回数2回の南アフリカ代表からもぎ取った。間もなく、現地のBBCは「ラグビー史最大の大番狂わせ」と報じた。 世界屈指のフィジカルを誇る相手に低いタックルを重ねては起き、またタックル。高校卒業後に南アフリカでプレーしていたウイング松島幸太朗は言った。 「低く、バツバツ入ろう、と。日本ではよくあるプレーだけど、向こうの人にとってはそうとは限らないから」 球を持っては、ジョーンズHCの唱えてきた「休ませない」というプランを遂行した。 広いスペースにどんどん選手が沸き上がり、相手の司令塔役にタックルさせるよう