先週シトリックス(ティッカー:CTXS)のクラウド部門のCTO、サイモン・クロスビーが仮想化セキュリティに関する新しいベンチャー、ブロミウム(Bromium)を立ち上げるという理由でシトリックスを退社しました。 サイモン・クロスビーはゼン(Xen)の創業者で2007年に同社をシトリックスに売却した人です。クラウドの未来という問題に関して最も深い洞察を持つ人物だけにシトリックスにとっては痛い損失です。 ブロミウムは既にアンドリーセン・ホロウィッツ、イグニッション・パートナーズなどから出資を受けています。 一体、この新会社は何処へ向かっているのでしょうか? それをうかがい知るためにはサイモン・クロスビーが最近「ストラクチャー2011」というクラウド関連のカンファレンスで行ったスピーチが参考になる気がします。 この中でサイモンは一般の事業会社のCIOがクラウドと聞いた場合: 1.経済性(安いこと