ドミニク・ストロスカーン前IMF専務理事がレイプ容疑で逮捕され、「後釜をだれにするか?」という問題が持ち上がった時、自ずと候補として名前があがったのはフランスのクリスティーヌ・ラガルド経済相でした。 ラガルド経済相はとてもしっかりした女性なのでIMF専務理事に適任なのは誰からも異存のないところだとは思いますが、IMFの人事は政治的にドロドロしたプロセスであり、一筋縄ではゆきません。 BRICsをはじめとした新興国からは「次のIMF専務理事は新興国から出せ」という大合唱になりました。 でも彼女がFacebookとTwitterのアカウントを開設し、IMF専務理事に向けてのキャンペーンをはじめたところで雪崩的に支持の輪がひろがり、結果的には彼女が苦も無く「寄り切った」カタチになりました。 結果として得体の知れない舞台裏での駆け引き(backdoor politics)とか、そういうブルシットは