不動産投資で失敗する理由のひとつに「経費の読み誤り」が挙げられる。 経費の読み誤りで不動産投資が失敗するとは、想定外の経費がかさみ、キャッシュフローが想像以上に回らず、思うような収益があげられないという状況のことだ。 キャッシュフローを計算する際に、固定資産税や建物管理費、賃貸管理費等をある程度は考慮するが、空室が出た場合に発生する広告費や、現状回復費、日々の修繕費、定期的に行う大規模修繕費などは、ほとんど少なめに見ている投資家が多い。 そこで今回は、不動産投資を行う上で重要な「経費」についての知識を紹介する。 固都税とは、固定資産税と都市計画税のこと。 これら2つの税は、土地と建物の両方に対して課税される。固定資産税は全国どこでも課税されるが、都市計画税は市街化区域にある土地や建物にしか課税されない。 一見、経費として読み誤りはしないように思われるが、重要事項説明や評価証明を詳しく確認し