相続の不動産を評価する方法として、「固定資産税評価額」「路線価」「地価公示価格」「実勢価格」の4つの方法がある。固定資産税評価額は、固定資産税算出のために使用し、路線価は、相続税算出のために使用する。また、地価公示価格は、自治体が用地取得するために使用し、実勢価格は、実際に取引されている価格である。 そして、相続した不動産についてどの評価方法をしようするかは、何のために評価しなければならないかという理由によって変化する。今回は、相続不動産の評価と算出方法について詳しく解説する。 相続税が発生するほどの相続財産があるなら、路線価を基準に算出する。なぜなら、相続税の計算は、路線価をもとに計算しなければならないとされているからだ。 相続税というのは基礎控除額3,000万円+相続人の人数×600万円以上の相続財産がなければ、発生しない。そのため相続が発生しない遺産相続であるのなら、無理に路線価を使