経済用語解説 ☆貯蓄率☆ 実収入から税金や社会保険料の支払いを除いた金額(可処分所得)から貯蓄に回す額の割合。国民経済計算では統計上、貯蓄額は、可処分所得額から消費額を引いた額とみなして計算している。 統計上の貯蓄は金融資産のことで、預貯金のほか保険、株式、投資信託も含むが、給与の振り込みで一時的にしか口座にとどまらない預貯金は含まない。 なお、内閣府が公表した04年度国民経済計算確報によると、04年度の家計貯蓄率は00年度に9・1%、03年度の4.1%から7年連続で低下の2・8%(02年度は6・2%)なり、いまの統計で比較可能な80年度以来最低の水準を更新し続けている(家計の貯蓄率が、低下し始めたのは97年度の橋本内閣(当時)による消費税増税や医療改正など9兆円もの負担増が国民に課せられた年からである)。 また、金融広報中央委員会の調査によると、04年度には貯蓄ゼロの世帯が全体