《debrisはフランス語で破片の意》地球の周囲に浮遊する、不用となった人工物。役目を終えた人工衛星や、打ち上げに使用したロケットの残骸など。宇宙ごみ。宇宙デブリ。 [補説]宇宙開発の進展とともに増加し、宇宙船や人工衛星に衝突するなどの危険性も高まっているが、回収技術は未確立。 地球の大気圏外に漂う人工物体。宇宙ごみともよぶ。運用停止された人工衛星やロケットの破片、宇宙飛行士が落とした手袋やねじなど、人類の地球大気圏外での活動に伴って排出されたものが、地球軌道上を回っている。それらの速度が毎秒数キロメートル(ピストルの弾丸速度の数千倍)に達して宇宙ステーションや宇宙飛行士に衝突すると、大惨事になることが予想されるため、対策が急務になっている。事実、1996年に日本の宇宙飛行士若田光一(わかたこういち)がスペースシャトル・エンデバーでのミッションで回収した宇宙実験室には、スペースデブリの衝突